
お疲れさまです、カミナギタツキ(@kaminagitatsuki)です!
今回レビューする作品は、2022年12月1日にディースリー・パブリッシャーから発売されたPS5/PS4/Nintendo Switch/Steam用のガールズ剣戟アクション作品『サムライメイデン』です。
JK×戦国時代×百合が組み合わさったクセのある要素が大盛りの本作。
この記事では『サムライメイデン』のクリア後の感想やオススメしたいポイント、イマイチに感じたポイント、どんな人にオススメできる作品なのかについて解説していきますので、購入する際の参考にしていただけたら幸いです!
- どんな作品なのか知りたい
- この作品の魅力を知りたい
- 自分に向いている作品なのかが気になる
結論:『サムライメイデン』は百合以外の要素がすべて微妙なアクション作品!



結論から言います!
『サムライメイデン』は、「百合」以外の要素がすべて微妙な出来だと感じるアクション作品です!
メインキャラクターのデザインを担当している美和野らぐ氏が描く魅力的なキャラクターたちが絆を深めていく中で発生するイチャイチャイベントを眺めている分には良いのですが、肝心なアクションゲームとしての要素がかなり微妙な出来の作品となっています。
カメラワークの悪さやロックオン機能の使い勝手の悪さ、他の作品から取って付けただけのような微妙なアクション要素の数々など挙げていくとキリがないほど不満点の多い作品です。
そのため、アクション要素だけを目的に本作を購入するのはまったくオススメできない作品となっています。
オススメポイント | イマイチポイント |
---|---|
乙女同士で「イチャイチャ」するほど強くなれるシステム | アクションゲームとしての要素がすべて微妙 メニュー画面の使い勝手が悪い |
- 可愛い女の子同士の「イチャイチャ」を楽しみたい人






『サムライメイデン』の作品概要
『サムライメイデン』のオススメポイント
乙女同士で「イチャイチャ」するほど強くなれるシステム


本作の特徴の1つとして、乙女同士が「イチャイチャ」することで強くなれるシステムがあります。
本作では仲間との親愛度を上げることで新しい技を解放できる「思い出アルバム」やクリアすることで新しい武器や操作キャラクターを一時的にパワーアップさせる「口憑けの術」を強化できるデートという名のステージ攻略である「泡沫空間」があります。
どちらも難易度の高いステージを攻略するためには欠かせない育成要素となっており、親愛度を上げること=強さに直結する以外にも、仲間たちとの絆を深めていくことでプレイヤーへの「ご褒美」として乙女同士のイチャイチャイベントが用意されているため、自然と親愛度を上げたくなるようなシステムになっている部分に関しては良いと思いました。





イチャイチャは正義!
『サムライメイデン』のイマイチポイント
アクションゲームとしての要素がすべて微妙


本作はジャンルとしては元々はアクションゲームになるのですが、肝心のアクションゲームとしての要素がかなり微妙な出来になっています。
筆者が本作をプレイしている中で特に不満に感じた要素は3つあります。
1つ目はカメラワークの悪さです。
本作では操作キャラクターとカメラの位置の距離が近いため、すべての敵を画面内に収めた状態で戦うことが難しく、設定画面でカメラの高さを調節することもできません。
そのため、画面外からの敵の突進やいきなり飛んでくる遠距離攻撃を食らうことがちょくちょくあり、その度にコンボが中断されたり、敵の攻撃によってフルボッコにされることもあるため、カメラワークの悪さにはかなりストレスを感じました。


2つ目は特定の敵を集中して攻撃したい時に使用するロックオン機能です。
ロックオン機能に関してもあまりにも精度が悪く、かなり近くまで敵に近づかないと使えない上、ボス敵とザコ敵が同時に出現した場合、ボス敵を優先してロックオンする仕様になっているせいで、本来狙いたい敵を全然ロックオンできないため、これもかなりストレスに感じました。
正直、本作に関してはロックオン機能を一切使わずに戦う方がマシだと感じるぐらいの精度になっています。


3つ目はボス敵以外のHPゲージの表示がないことです。
本作ではステージごとに出現した敵をすべて倒さないと先に進めないギミックが用意されているのですが、ザコ敵にHPゲージが表示されていないせいで全滅させたかどうかが非常に分かりにくいです。
全滅させたと思って扉の前で待っていても全然扉が開かず、後ろを振り向いたら敵が1体だけ残っていたということが何度もあり、システム的に不親切に感じる部分がありました。
この手のギミックを用意するのであれば、すべての敵にHPゲージを表示させるか、敵をすべて倒したと分かるような演出は必要だったかなと個人的に思います。





自分の攻撃で何も見えなくなるのはダメでしょ……
メニュー画面の使い勝手が悪い


本作では、ゲーム開始時やステージクリア後に「野営」と呼ばれるメニュー画面からステージ選択画面や装備選択の画面へ遷移するのですが、このメニュー画面の使い勝手がかなり悪いです。
特に筆者が気になったのは、装備画面から別画面へ遷移するまでの時間です。
例えば、装備画面からキャラクターの武器強化メニューを選択して、武器強化画面に遷移するまでに体感で約3秒ぐらいかかります。
武器強化画面からは別キャラクターの武器強化画面には遷移できないため、装備画面と武器強化画面の行ったり来たりを繰り返すたびに3秒ずつかかり、全員分の武器を強化しようとするとかなりストレスが溜まりました。
処理が重たくなる画面でもないのにここまで画面遷移に時間がかかるのは、ゲーム全体の快適性を損なう要因になるため、開発者サイドがそういった細かい部分まで考えて制作してないんだろうなと感じてしまい、非常に残念に思いました。


『サムライメイデン』をオススメできる人
可愛い女の子同士の「イチャイチャ」を楽しみたい人


本作をオススメできる人は、可愛い女の子同士のイチャイチャを楽しみたい人です。
本作は一番低い難易度の「普」でも、敵の数の多さや主人公の紙耐久力、加えて前述した微妙なアクションによる動きのせいで操作に慣れないとかなり苦戦する設定の難易度となっています。
しかし、その試練を乗り越えた先には、主人公とその仲間たちのキャッキャウフフなイベントが用意されており、プレイヤーたちにとって文字通り「ご褒美」になっています。
メインキャラクターの中に推せるキャラクターがいる、または美和野らぐ氏が描く美麗なイラストをこの目で確かめたいという人には本作はオススメできる作品となっています。



逆にアクション要素を目的に購入を考えている人にはオススメできません
まとめ:『サムライメイデン』はアクションゲームとしては駄作


以上、「JK」×「戦国時代」×「百合」が掛け合わさったクセが大盛りなガールズ剣戟アクション作品『サムライメイデン』のクリア後の感想についてご紹介しました。
個人的な評価としては、百合ゲーとしてはそこそこ評価できるものの、アクションゲームとしてはかなりの駄作と感じる作品でした。
PS2の時代に発売されていたアクションゲームを現代風のグラフィックで作り直し、百合要素を足して完成したのが本作だったという印象の作品です。
プレイ中も別の作品から取って付けたようなアクションを強要される部分が多いと感じ、開発者サイドがちゃんと考えて作っていないんだろうなと思う部分が色々あったので、非常に残念に感じた作品でした。
以上、カミナギタツキでした!



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!






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Thanks.