
お疲れさまです、カミナギタツキ(@kaminagitatsuki)です!
今回はPS4/PC用ソフトとして発売されているアクションアドベンチャー作品『ゴッド・オブ・ウォー』のクリア後の感想についてご紹介したいと思います。
メタスコアで94点の高得点を記録した本作。
本作の続編である『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が発売され、どんな作品なのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな人向けに筆者が本作をプレイして感じた本作の魅力やクリア後の感想、どんな人にオススメできるかについてご紹介します。
また、本作よりも過去に発売された「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズもプレイしないと本作は楽しめないのかについても解説していますので、参考にしていただけたら幸いです!
- どんな作品なのか知りたい
- 本作の魅力を知りたい
- 自分に向いている作品なのかが気になる
- そもそも「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズって何?



結論、過去作をプレイしていなくても問題ありません!
結論:親子愛溢れるストーリーとド迫力な戦闘が楽しめるアクションアドベンチャー!



結論から言います!
『ゴッド・オブ・ウォー』は不器用な父親の息子への愛が伝わるストーリーと異形の敵たちとのド迫力な戦闘を楽しめるアクションアドベンチャー作品です!
主人公の身体よりも遥かに巨大な敵たちとの戦闘はまさに大迫力の一言に尽きます。
敵との戦闘も火力を上げてゴリ押しで攻めるだけでは難しく、敵の攻撃をしっかり見極め、回避やパリィを決めることで攻撃の機会を増やしていく骨太な戦闘を楽しむことが可能です。
また、主人公クレイトスと息子アトレウスの旅は親子愛に溢れる内容となっており、旅を通してお互いに歩み寄ろうとする様子は多くの人の心に響くストーリーになっています。
また、過去作である「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズとのつながりは一部あるものの、メインストーリーの内容にはほとんど関わらないため、過去作をプレイしていなくても問題なく本作のストーリーを楽しむことができます。



私も「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズをプレイしたのは本作が初めてです!
- 巨大な敵たちとの手に汗握る骨太かつド迫力な戦闘
- 不器用な父親の行動から読み取れる親子愛溢れるストーリー
- ゴリ押しだけでは解決できない豊富な謎解き要素
- メインクエストはほぼ一本道
- ロックオン機能が微妙
- マップが分かりづらい
- カメラの位置が独特


そもそも「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズとは?


「ゴッド・オブ・ウォー」がシリーズ作として最初に発売されたのは2005年にPS2用ソフトとして発売された『ゴッド・オブ・ウォー』が第1作目となります。
タイトルは本作とまったく同じですが、過去作は「ギリシャ神話3部作」と呼ばれており、その名の通りⅠ〜Ⅲまでの3タイトルとPSP向けに発売された派生作品が3タイトル存在します。
過去作のストーリーは「軍神アレス」の策略により、自らの手で愛する妻と子供を殺めてしまった主人公「クレイトス」がギリシャの神々への復讐を果たすために旅に出るストーリーとなっています。
過去作では「ゼウス」や「アテナ」、「アレス」といったギリシャ神話の神々が登場するストーリーとなっていますが、本作では「オーディン」や「フレイヤ」、「ヨルムンガルド」といった北欧神話の神々が登場するストーリーとなっています。
言うなれば、クレイトス第2の冒険譚の始まりとなっているのが本作のストーリーです。
本編をプレイする中で過去作をプレイしているプレイヤーへのファンサービスとも思える演出も一部ありますが、完璧に理解できないと本作のストーリーを楽しめないわけではないので、本作から「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズを始めてもまったく問題ありません。
このゲームのオススメポイント
巨大な敵たちとの手に汗握る骨太かつド迫力な戦闘


本作の最大の魅力はなんといっても巨大な敵との手に汗握る骨太かつド迫力な戦闘が楽しめることです。
本作ではチュートリアルの時点でクレイトスの2倍以上はある巨体のモンスターとの戦闘や巨大なドラゴンとの戦闘も用意されており、一筋縄ではいかない敵たちとの戦闘は毎回スリルがあり、ワクワクしながら楽しむことができました。
筆者は難易度を「ノーマル」の状態で本作をプレイしていましたが、ボス戦だけではなくザコ敵相手でも囲まれてしまうとすぐにやられてしまうため、他のアクションゲームと比べて難易度は少し高いように感じました。


本作の迫力のある戦闘を演出しているのは敵の大きさだけではなく、敵へ一定以上のスタン値を与えることで発動できる「フィニッシュムーブ」の演出にもあります。
本作のフィニッシュムーブは発動させると、敵の身体を真っ二つに引き裂いたり、心臓を引っこ抜いたり、敵の首を跳ね飛ばしたりなど、かなり残虐な攻撃で敵を仕留める演出が入ります。
しかし、何度もリトライを繰り返した敵であればあるほど、このフィニッシュムーブで仕留められた時のスカッとするような気持ちよさはまさに本作ならではの魅力だと感じました。
不器用な父親の行動から読み取れる親子愛溢れるストーリー


本作は巨大な敵との迫力のある戦闘に加えて、ストーリーの内容も心に響くとても素晴らしいものとなっています。
本作のストーリーの内容は亡くなったクレイトスの妻である「フェイ」の遺言で「九界(本作の舞台となる9つある世界)の一番高い山から自分の遺灰を撒いてほしい」という願いを叶えるため、クレイトス親子の旅が始まります。
アトレウスが口を開けば何かと厳しい言葉で返すクレイトスに序盤の方では「子供に厳しすぎないか?」と思う部分もありましたが、ストーリーを進めていく中で徐々に厳格な父親の息子に対する無器用な愛が伝わってくる内容となっており、時々胸に熱いものがグッと込み上げてくるシーンもありました。


しかし、そんな父親の愛情もまだ幼い年頃のアトレウスにはうまく伝わらず、旅の道中で厳しい父親に対して時々精一杯の反抗的な態度を示すことがあります。
息子を大切に思うあまり厳しく接してしまうクレイトスと厳しい父親にただ従うだけではなく、自分なりの意思や態度で父親の理解を得ようとするアトレウスの関係は、いい意味で人間らしい泥臭さを感じる部分もあり、まるで上質な映画のワンシーンを見ているような感覚に陥りました。
ゴリ押しだけでは解決できない豊富な謎解き要素


本作は筋骨隆々な主人公の身体から繰り出される豪快な攻撃の数々が売りの1つとなっていますが、ただ敵を殴り倒すだけが本作の魅力ではありません。
本作はメンクエストの進行やフィールド上に隠されているアイテムを集めるための本格的な謎解き要素が用意されています。
クレイトスの武器の特性を活かさないと先に進めない扉があったり、時にアトレウスの力も借りることで道を切り開くことができたりなど、初見プレイだと手こずるような仕掛けもありますが、仕掛けが解けた後の達成感は格別です。
筋肉だけではなく、発想やひらめきといった頭脳も必要になる要素が組み込まれているのも本作ならではの魅力だと感じました。
このゲームのイマイチポイント
メインクエストはほぼ一本道


本作はメインクエストのみを集中して進めていると、ほとんど一本道でエンディングまで進めてしまいます。
サイドクエストも用意されてはいるものの、クエストの数はそこまで多くはなく、「このサイドクエストの続きが気になる!」と思わせるほどの魅力も感じられないため、筆者の場合どうしても後回しになってしまい、ほとんどサイドクエストを進めないままゲームをクリアしてしまいました。
また、本作はフィールドの都合上、多くのサイドクエストは手漕ぎの舟で移動しないと受注できない場所にあるため、移動が若干面倒に感じてしまう部分があり、それもサイドクエストを進めるのが億劫に感じてしまう要素の1つとなっていました。
サイドクエストをクリアすることでスキルの習得に必要な経験値や装備などが手に入るものの、経験値に関してはメインクエストを進めることで十分な量を手に入れることができ、防具に関してもメインクエストの進行度に応じてショップで強力な装備を購入できるようになるため、サイドクエストを進める目的が見出せない点が少し残念に感じました。



サイドクエストやフィールド探索はクリア後のお楽しみに取っておくのもアリです
ロックオン機能が微妙


本作には敵ターゲットをロックオンする機能が存在しますが、このロックオン機能の精度がかなり微妙です。
敵の中にはロックオンしても瞬間移動や土の中に潜った時に自動でロックオンが外れてしまう敵も存在し、再び同じ敵をロックオンし直すのがかなり面倒に感じました。
また、ロックオンボタンを押した時に遠くにいる敵よりも近くにいる敵を優先してロックオンするため、狙った敵を1回でロックオンできないもどかしさもあり、筆者は中盤以降ロックオンを使わずに戦闘を進めていました。
こういったアクションゲームでロックオン機能を多用している人にとって、本作のロックオン機能は少々ストレスを感じてしまう部分があるかと思います。
マップが分かりづらい


本作はオープンワールド型の作品ではないため、目的地に進むための道や登れる崖というのは決められています。
しかし、本作では画面上にミニマップの類のHUDの表示はないため、時々どうすれば先に進めるのかが分からなくなる場面がありました。


一応、壁や周囲のオブジェクトに刻まれた模様を辿ることで道順や登ることができる壁にインタラクトできるようには作られてはいるものの、その模様自体が遠くからだとかなり見づらく、フィールド探索を行うのが少し億劫になってしまう要素に感じられました。



本作でミニマップを採用していないのは本作の魅力である謎解きや探索の楽しさが半減してしまうからだと思われます
カメラの位置が独特


本作は探索中や戦闘中など共通して操作キャラクターであるクレイトスが常に画面左下に映るような状態で進行していきます。
カメラ自体は上下左右に操作できますが、カメラの高さや前後の位置を調整したり、クレイトスの前にカメラを回り込ませると言った操作はできません。
カメラが常に正面を捉えている関係で敵の位置関係が把握しづらく、後ろからの敵の攻撃はかなり避けづらくなっています。
この点に関しては本作独特の部分ではあるので、操作に慣れる必要があるかと思います。
このゲームをオススメできる人
骨太なアクションゲームをプレイしたい人


本作をオススメできる人は手に汗握る骨太なアクションゲームをプレイしたい人です。
本作の戦闘は火力を高めてゴリ押しで敵を倒すといった戦い方は難しく、敵の攻撃パターンや攻撃後の隙を見極めながら敵に応じてうまく立ち回る必要があります。
死にゲーより難易度は高くないものの、他のアクションゲームと比べると回復手段が少なく、基本的に多数の敵を相手にしながら戦う必要があるため、常に歯応えのある戦闘を楽しむことができる作品となっています。
親子愛溢れるストーリーに感動したい人


オススメポイントでも紹介しましたが、本作はとにかく親子愛や親子の絆といったものがとても強く描かれているストーリーとなっています。
厳しい言葉をかけつつも、時に息子に見せる優しさや息子が傷ついた時に本気で心配する様子を見せる厳格な父親。
そんな父に認めてもらうために努力をしつつも、厳しすぎる父親に対して年頃の不満を爆発させることもある好奇心旺盛な息子。
旅を通してギクシャクした関係の親子が少しずつ互いに歩み寄っていくストーリーは、家族愛をテーマにした作品が好きな人であれば必ず心に響く内容となっています。
特にアトレウスと同じ年頃のお子さんを持つパパゲーマーにもぜひプレイしてほしい作品です。
まとめ:アクション良し、ストーリー良しのまさに名作!


以上、PS4/PC用ソフトのアクションアドベンチャー作品『ゴッド・オブ・ウォー』のクリア後の感想についてご紹介させていただきました。
巨大な敵たちとの手に汗握る骨太な戦闘要素と不器用な親子愛が胸に響くストーリーで作り上げられた本作。
過去作をプレイしてこなかった筆者でも十分楽しめたまさに名作と呼ぶのにふさわしい作品となっていました。
続編である『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が気になっている人は、まずは本作をプレイすることを強くオススメします!
本作のメインストーリーだけ追うのであれば約15〜20時間前後でクリアできると思うので、クレイトス親子の旅の始まりをぜひ見届けてください!
本作はPS Plusのエクストラプラン以上に加入していれば追加料金なしでプレイ可能なので、興味のある人はぜひダウンロードしてプレイしみてください!
以上、カミナギタツキでした!



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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