お疲れさまです、カミナギタツキ(@kaminagitatsuki)です!
本日は、先日クリアした『Horizon Zero Dawn』のクリア後レビューについてご紹介したいと思います!
2月18日に発売される続編『Horizon Forbidden West』に向けて、ストーリーの予習のために今年からプレイを始めて、ようやくクリアしました!
本作をプレイして感じたオススメポイントやイマイチだったポイント、オススメできる人・できない人をまとめましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
- 続編が発売されるので購入しようか検討中の人
- 名前は知っているけど、どんな作品なのか気になっている人
- 自分に向いている作品かどうかが気になる人

DLCのストーリーも含めて、楽しませてもらいました!
結論:普段からTPS系のゲームに遊び慣れている人は「買い」です


結論から言います。
普段からTPS系のゲームで動体視力や瞬発力を鍛えられている人は間違いなく「買い」です!
なぜなら、本作は敵の弱点を正確に射抜き、状況に応じて臨機応変に対応する判断力こそが最も重要な作品となっているからです!



「ヘッドショット」や「ドン勝」できる人ならオススメ!


クリアまでのプレイ時間


難易度 | ノーマル |
総プレイ時間 | 約42時間9分 |
本編ストーリークリア時間 | 約31時間(寄り道含む) |
DLCストーリクリア時間 | 約11時間(寄り道含む) |
今回、私は難易度「ノーマル」を選択し、本編+DLCのストーリーをクリアするまでに約42時間程度かかりました。
途中、レベル上げのためのサブクエストや武器や防具作成のための素材集めなども進めていたので、思いのほか時間がかかってしまった印象です。
基本的にメインストーリーやサイドクエストの進行で獲得できる経験値が多めに設定されているので、あまりレベル上げは意識しなくても自然に上がっている感じでした。
ただし、選択した難易度が高いとストーリー上で登場する大型の敵との戦闘では苦労すると思うので、高難易度においてはレベル上げは必須になってくると思います。
メインストーリーのみを超特急で進めた場合、約10時間程度でクリアできるという話を聞くので、アクションは苦手だけどストーリーだけは追いたいという人は一番低い難易度でプレイするのもありかと思います。



メインストーリーだけだと、そこまでボリュームはないみたいです
このゲームのオススメポイント
足を止めて眺めていたくなるような世界での冒険


本作をプレイしてまず始めに感じたことは、とにかく風景がキレイだということです。
最近発売したゲームであればいざ知らず、5年前に発売された作品ですでにここまでのクオリティのものが完成していたとは、ただただ驚きでした。
最近発売された作品の中でもここまで風景がキレイな作品はあまり多くはないと思います。
本作はオープンワールドを売りにした作品なので、この美しい景色の中で走り回ったり、崖を登ったり、巨大な敵と対峙したりなどの想像が膨らみ、プレイを開始してからすぐに本作の世界観の虜になってしまいました。



キレイな世界を自由に走り回れるのはそれだけでワクワクします!
常に緊張感のある戦いを楽しめる


本作に登場する敵は、基本的に群れで行動していることが多く、1体を倒しても今度はまわりの敵が群れで襲いかかってきます。
そのため、敵との戦闘は基本的に1対多になることが多く、小型の敵相手でも数で押されるとなかなか厳しくなってきます。
まさに「狩るか、狩られるか」を体現している作品だと感じました。
RPGでありがちな「レベルを上げて物理で殴る」考え方で正面から敵に向かっていくと、すぐに囲まれてボコボコにされてしまいます。
しかし、戦いを重ねていく内に「狩人」としての戦い方が身についていき、息を潜め、弱点を見抜き、敵の攻撃を潰していくことで、以前はなかなか倒せなかった敵にも余裕で勝てるようになっていきました。
武器の性能うんぬんよりも戦闘方法を変えることで、効率的に敵を倒せるようになる。
ここらへんの難易度調整が秀逸だと感じました。



このゲームに雑魚はいません!
武器の性能を自分好みにカスタマイズできる


本作では「コイル」と呼ばれるアイテムを使って、武器や防具の性能をカスタマイズすることができます。
コイルには物理ダメージを上げるものや属性ダメージを上げるものなど様々あり、プレイヤーの戦闘スタイルに合わせて、カスタマイズが可能です。
単純に弓矢の威力を高めるもよし、属性ダメージを上げて状態異常で敵の動きを制するのもありです。
また、敵によっては弱点に一定の属性ダメージを与えることで、大ダメージを与えることも可能なので、敵に合わせてカスタマイズを行うことも本作の醍醐味の1つです。



純粋な火力を求めるか、属性ダメージで器用に立ち回るかはあなた次第!
このゲームのイマイチポイント
所持できる素材アイテム量に制限がある


個人的に本作で一番ストレスを感じたのが所持できる素材アイテム数が少ないことです。
所持できる素材アイテムの種類は、最大で120種類までです(スキルによる増加も含む)。
かつ、1種類のアイテムに対して、所持できる最大数がそれぞれ決まっています。
そのため、アイテムを集め続けていると、同じアイテムでスロットが埋まってしまい、新規アイテムを入手した時に一度所持しているアイテムを捨ててから新規アイテムを拾い直すという手間が度々発生していました。
素材アイテムは換金専用のアイテムのほか、武器や防具の作成や弓矢の弾の作成にも使用するため、下手に捨ててしまうといざという時弓矢が作れなくなってしまうため、定期的に素材アイテムを売ってスロットを空けておく以外に解決策がありませんでした。
せめてスロット数の上限を200にするか、1種類のアイテムに対して所持できる数を99個までにしてもらえたらもっと楽だったかと思います。



拾う→スロットがいっぱい→捨てる→拾う……の繰り返し
戦闘中にやることが多い


本作では、敵との戦闘の際にやらなくてはいけないことが多く、それ自体がゲームの難易度を高めている要素でもあると感じました。
例えば、敵との戦闘中に必要となるアクションの一例ですが、
- 弓矢の弾の作成
- 弓を構える
- 1射に使う弓矢の本数を増やす(火力が上がる)
- スキルを使用して敵の弱点をズームする
- 弓矢を放つ
といった具合に1回の攻撃だけでもこれら一連の動作が必要になります。
加えて、スキルを取得していくと弓を構えてジャンプしながら相手の弱点を狙うといったアクションも必要になってきます。
これら一連の動作を敵の攻撃を回避しながら順番に操作しなければならないため、コントローラーの操作はなかなかハードなものになります。
終盤になるにつれて、敵の攻撃パターンや同時に相手にする敵の数が増えるため、コントローラーの操作ミスでちょくちょくやられてしまうこともありました。
武器を切り替えようとして、槍で攻撃してしまったり。
弓矢の補充をしようとして、槍で攻撃してしまったり(2回目)。
弓で攻撃しようとして、槍で攻撃してしまったり(3回目)などなど……。
(槍で攻撃してしまうのは、弓の攻撃と槍の攻撃がどちらもR2ボタンを使用するためです)
スキル習得後はある程度自動でやってくれるほうが戦闘面ではプレイしやすいと感じました。



1回のミスが割と命取りになります……
日本語のローカライズに若干クセがある


海外で制作されたゲームあるあるなのですが、日本語のローカライズに少しクセがあります。
意味不明、とまでではないのですが、人物との会話の際に少し「ん?」と感じるような言い回しが度々ありました。
英文をそのままGoogle翻訳で日本語に翻訳したようなセリフと言えばイメージが伝わりますでしょうか?
終盤はそこまで気にならなくなりましたが(慣れただけ?)、ゲーム開始時の独特な言い回しについては気になる人は気になるかもしれません。



続編では改善されるでしょうか?
このゲームをオススメできる人
普段からTPS系のゲームに遊び慣れている人
冒頭でもお伝えしたとおり、本作は普段からTPS系のゲームを遊び慣れている人にオススメの作品です。
本作で登場する敵には必ず弱点となる部分と弱点となる属性が存在するため、この弱点を突くことが本作をプレイする上で重要な部分となっています。
普段からヘッドショットなどで小さい的に的確に弾を撃ち込めるスキルを鍛えている人にとって、そのスキルは本作でも活かせる技術となっています。







「一撃必中」こそがものを言う作品です!
とにかくスケールの広いゲームで自由に探索したい人


本作は、探索できるフィールドが本当に広いです。
同じオープンワールド系のゲームだと過去に『Marvel’s Spider』や『Ghost of Tsushima』などをプレイしたことがありますが、本作はそれ以上の広さがありました。
地域によって、雪山や荒野、果ては火山などまったく違う風景を見せてくれるので、新しい地域に進むたびにワクワクできます。
サイドクエストやアイテム収集要素もあるため、オープンワールド系のゲームが好きな人には間違いなくオススメの作品となっています。



フィールドが広すぎて移動が大変!
SF系のストーリーに興味のある人


本作のストーリーは、SF要素が多く盛り込まれているため、SF系のストーリーが好きな人にもオススメできます。
機械獣はどこから現れたのか、何のために生み出されたのかやアーロイの出生の秘密など、ストーリーを進めていくことで明らかになっていく世界の秘密はまさにSF作品そのものでした。
その真実はぜひ、ご自身の目でお確かめください!



発達した技術を持つ機械獣と原始的な文化で暮らしている部族の人間たち。その矛盾が示すものとは……。
このゲームをオススメできない人
遠隔攻撃による地味な攻撃にストレスを感じる人


本作のメイン武器は「弓」なので、基本的には敵の攻撃を避けつつ、遠くからチクチクと攻撃し続ける必要があります。
敵の弱点を正確に狙い、属性攻撃を与えることで大ダメージを狙いことも可能ですが、基本はヒット&アウェイの繰り返しです。
さらにイマイチポイントでもお伝えしたとおり、スキルを習得していくと火力を上げるために必要な操作が増えるので、操作の複雑性が増します。
ボタン連打で剣や魔法をバンバン飛ばして、サクサク進めていきたい人にはあまりオススメできません。



弓での攻撃も嫌いじゃないですけどね……
ゲームに「爽快感」を求めている人


あくまで個人的な感想ですが、本作をプレイしていて「爽快感」を感じる場面はありませんでした。
どちらかというと、巨大な敵と対峙して倒せたときの「達成感」がとても大きかったです。
おそらく「死にゲー」と呼ばれるジャンルをプレイしている感覚に近いと思います。
(死にゲーほど難易度は高くありませんが)
敵の激しい攻撃をかい潜りながら、弱点を探りつつ、スキを見極めて矢を放つ。
「弓」という原始的な武器でミサイルやらレーザーやらを放ってくる機械を相手に勝利できた時は、一仕事を終えた時ぐらいの達成感があります。
逆に戦闘中は常に敵の攻撃の回避と弱点への攻撃を意識しながら戦わなくてはいけないため、難しいことは考えずに楽しくプレイしたい人にとっては戦闘はあまり楽しめないかもしれません。



爽快感 < 達成感
敵を見つけたら手当たり次第に戦いを挑みたい人


本作はオープンワールド系の作品のため、フィールド上のいたるところに敵が生息しており、常に無限湧きしています。
RPGの基本はレベル上げですが、本作でレベル上げのためにフィールド上の敵と戦闘するのはあまりオススメできません。
経験値はメインクエストやサイドクエスト、新しく武器を入手したときのチュートリアルクエストでも入手でき、敵を倒すよりも獲得量がよっぽど多いため、さっさとストーリーを進めてしまうほうが効率的です。
また、本作ではワンパンで倒すことのできる敵の数が少なく、1度戦闘を始めてしまうと長期戦が必須になってしまうため、フィールド上の敵と戦っているといつまでもストーリーが進めなくなってしまいます。
そのため、「敵と出会ったら必ず戦いたい!」とか「落ちてるアイテムは全部回収したい!」という気持ちが強い方はあまりオススメできません。



ストーリー以外の敵はほぼ無視でもいいかもしれません
まとめ


本作は、普段からTPS系のゲームで動体視力や瞬発力を鍛えられている人にとっては間違いなく「買い」の作品となっています。
一方で、「弓の攻撃ってなんだか地味だなぁ」とか「もっと剣や刀で攻撃したいぜよ」など近接系武器で敵を倒したい人にとってはあまりオススメできない作品となっています。
本作は、現在PlayStation Hits版が販売されており、新品価格でも約2200円で購入できます。
PS Storeのセール期間中であれば1000円以下で購入できる機会も多くなりました。
トロコンを目指すのであれば、最低でも60時間は遊べそうなので、ハマればかなりコスパのいい作品かと思います。
本作の続編である『Horizon Forbidden West』は2022年2月18日発売なので、今から始めても十分間に合います!
ぜひ、今のうちに本作を進めて、そのまま続編もプレイしちゃいましょう!
以上、カミナギタツキでした!



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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