【Stray】「狂気」を感じるほど「猫」を追求したネコアドベンチャー作品【レビュー】

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お疲れさまです、カミナギタツキ(@kaminagitatsuki)です!

今回はPS4/PS5/Steamで配信されている猫が主人公のアドベンチャー作品『Stray』についてのレビュー記事です。

本作は配信されるやいなや多くのメディアやユーザーから高評価の声が多く上がり、Twitterでもトレンド入りするなど話題となっている作品となっています。

今回はそんな「猫ゲー」と呼ばれている本作を動物大好きゲーマーである筆者がプレイして感じた魅力やクリア後の感想についてご紹介したいと思います!

目次

結論:開発者の狂気的なこだわりを感じるネコアドベンチャー作品!

結論から言います!

『Stray』は開発者の猫に対する狂気的なこだわりが感じられるネコアドベンチャー作品です!

爪研ぎやお昼寝など愛らしい猫の動作はもちろん、しっぽを立てて歩く、服を着せると腰が低くなってしまうなど猫を飼っている方なら思わず「あるある」と思ってしまうような細かい仕草に開発者たちのこだわりを感じることができる作品になっています。

また、ストーリーのボリュームは少ないものの、ストーリーの中に散りばめられている謎が徐々に明らかになっていく展開は予想以上に引き込まれる内容となっています。

このゲームのオススメポイント

開発者のこだわりを感じる猫的な行動

本作は主人公である猫ちゃんの行動の一つ一つに開発者のこだわりを感じることができます。

音楽を聴きながらお昼寝をしたり、人の家に侵入して勝手に壁で爪を研いだり、水を飲んで一息入れたりと猫らしく勝手気ままに行動することができます。

また、服を着せられた時に腰が低くなって動きづらくなったり、仲間の猫ちゃんと歩いている時にしっぽをピンと立てて歩くなど細かい仕草がよく作り込まれており、どの場面を切り取っても猫ちゃんの愛らしさを感じることができる作品となっています。

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▲序盤でベストを着せられて腰が低くなってしまう猫ちゃん

「可愛さ」と「恐怖」の共存

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本作は単純に猫が可愛いだけのゲームかと言われるとそうではなく、ところどころにゾンビ系のホラーゲームを彷彿とさせるような演出が施されています。

本作では猫ちゃんやアンドロイドたちを襲う敵として「Zurk」と呼ばれている巨大なイモムシのような生物が登場するのですが、そいつらが巣食っているエリアがとにかくホラーゲームに出てくるような不気味さを放っています。

不気味さを放つステージ内を可愛らしい猫ちゃんが闊歩する姿は他の作品では見ることができない異質さがあり、より一層不気味さを際立たせているように感じました。

心を揺さぶる猫と機械の友情物語

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本作のストーリーについてですが、正直言うと筆者はプレイするまでストーリーに関してはあまり期待していませんでした

プレイする前は「どうせ可愛い猫ちゃんを動かすだけのただのネタゲーぐらいだろう」というのが筆者の勝手な想像でした。

しかし、実際にプレイしてみるとストーリーに関してもかなり引き込まれる内容になっており、そもそも街中で暮らしているアンドロイドたちはどうして人間のような生活を送っているのかや人間そのものはどこに消えてしまったのか。

そして、猫ちゃんやアンドロイドたちを襲う「Zurk」という謎の生物はいったい何なのか。

これらの謎がストーリーを進めていく中で徐々に明らかになっていくので、段々とストーリーの内容に引き込まれていくような作りとなっていました。

また、主人公である猫ちゃんとその相棒である「B-12」や2人(1匹と1機?)に協力してくれるアンドロイドたちとの交流は筆者の心を揺さぶるものがあり、全編を通してかなり満足のいく内容となっていました。

カミナギタツキ

終盤の展開には思わず目頭が熱くなりました……

このゲームのイマイチポイント

ボリュームは少なめ

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本作はストーリーボリュームがかなり短く、ルートも基本的に一本道で進んでいくため、トロコン以外でのやりこみ要素はほとんどありません。

ストーリークリアだけであれば約4〜6時間程度で、トロコンを含めても約10時間程度ですべて集めることが可能です。

しかし、ストーリーの構成が起承転結でしっかり作られているため、呆気ないエンディングではなく、クリアした後に「ちょうどよかった」と感じれる程度のボリュームになっています。

カメラ酔いしやすい

本作は「猫」の目線でプレイすることもあってかかなりカメラ酔いしやすいと感じました。

特に街中を探索するチャプターでは、街中を見回して登ることのできるオブジェクトを探すために頻繁にカメラを動かす必要があるため、同じ場所をグルグル回っている内にかなりグロッキーな状態になってきます。

筆者は何時間ゲームを続けていても今まで酔ったことがないことを自負していましたが、本作はプレイ中に何度か酔ってしまい、休憩を入れながら進めていました。

そのため、普段3D系のゲームをプレイしていて酔いやすい人は本作はあまりオススメできないかもしれません。

フォトモードが欲しかった

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これは完全に筆者のワガママなのですが、フォトモードを搭載してほしかったなぁと思いました。

普段から他の作品をプレイしていてもあまりフォトモードを利用することはない筆者ですが、本作ほどフォトモードが欲しかったと思う作品はありません。

ストーリー序盤で猫ちゃん同士でじゃれ合う場面があるのですが、それを見ていた筆者は

「絶対フォトモード欲しいじゃん、コレ。」

と心の底から思いました。

うまいことカメラ移動で撮影できないこともないのですが、動きはどうしても止められないので一瞬一瞬の猫ちゃんの愛おしさを記録に納めるためにはフォトモードが欲しかったと最後まで思ってしまいました。

カミナギタツキ

アップデートで追加されないかな(チラッ)

このゲームをオススメできる人

サクッとプレイできる作品を探している人

前述の通り、本作はメインストーリーとやりこみ要素を含めても約10時間程度でクリアできるボリュームとなっているので、次の大型タイトルが発売するまでに気軽に遊べる作品を探している方にオススメです。

単品で購入する場合、PlayStation版とPC版どちらも3,500円程度で購入できますが、PlayStationユーザーの方であればPS Plusのエクストラプランに加入することで本作を無料でプレイすることが可能です。

本作のためだけに1ヶ月だけエクストラプランに加入して、本作をプレイする選択も全然ありだと思いました。

PS Plusのエクストラプラン以上へのアップグレードに迷っている人

本作は現時点でPS Plusのエッセンシャルプランの方がエクストラプラン以上にアップグレードするための良いキッカケになる作品であると筆者は思いました。

本作は発売と同時にサブスクプランのコンテンツの1つとして配信されたタイトルであるため、リニューアル後のPS Plusで配信されているタイトルの中では最もサブスクとしての恩恵を受けられるタイトルになっています。

ソフト単品の値段が3ヶ月分の会員価格とほとんど同額のため、本作をプレイし終わった後に別の配信タイトルもプレイできることを考えると、思い切ってアップグレードに踏み切ってしまうのも良い選択かもしれません。

アップグレードを迷われている方はぜひコチラの記事もご覧ください!

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まとめ:猫ちゃんと一緒に暮らしたい

以上、PS4/PS5/Steamで配信されている猫が主人公のアドベンチャー作品『Stray』についてのレビューでした。

主人公が猫」というかなり異質な作品ですが、猫の特徴をよく捉えている開発者たちのこだわりや世界の謎が徐々に明らかになっていくストーリー展開など全体的にかなり引き込まれる作品となっていました。

仮に単品で購入していたとしても満足度は高かった作品だと思います。

ボリュームも多くないので、別作品をプレイしている時の息抜きや癒やしを求めている時など、まさに猫のようなフットワークの軽さで楽しむことができる作品だと感じました。

PS Plusのエクストラプラン以上の加入者であれば、加入中は無料でプレイできるため、別作品が発売されるまでのスキマ時間にプレイしてみてはいかがでしょうか?

以上、カミナギタツキでした!

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